人権教育推進事業
令和6年度 人権教育講演会
演 題:「子どもたちの夢を背負って ~私は”シェルパ”故郷に学び舎を~」
講 師:ホテルグランヴィア岡山~大阪ステーションホテル勤務
NPO法人ピーク・エイド ネパール教育プログラム担当
(コーディネーター)
ターパ・ゴダル・ウパカル 氏
日 時:令和6年9月21日 土曜日 13時~15時
場 所:茶屋町公民館 2階大会議室 約70名参加


ネパールから来日して13年になるウパカル様の講演会を
開催しました。
大学生として日本に留学し、様々な困難を乗り越えて日本語
を身につけ、岡山のホテルから現在は大阪ステーションホテル
でカンファレンスマネージャーとして働かれています。
故郷ネパールの教育支援に登山家の野口健さんらとともに
取り組まれ、故郷のポカラ小学校の大規模建て替えプロジェク
トを成し遂げられました。
その様子は、RSK山陽放送で何度か放映されました。今回は
山陽放送の許可をいただき、番組を上映してから、ウパカル様
に講演していただきました。
東陽中学校の生徒会からも参加いただき、講演後に質問や感
想をいただきました。
(参加者の感想から)
日本に来られて13年とは思えないほど流暢な日本語に驚きました。
日本に来られてからの苦労を聞くと、同じ日本人としてはずかしい
思いと、でもその苦労をはねのけて、エネルギーを故郷ネパールの
ためにと尽力している姿に、ただただ感動しました。スタートの
TV視聴から涙腺がゆるくなるようなよい話の連続で、本日参加して
心が豊かになる貴重な時間でした。ネパールと異なる恵まれた環境
にいる我々日本人にとっても、忘れてはいけないことをたくさん教
えていただきました。
子どもが子どもらしくいれる場、子どもが夢を抱き続け、努力し
続けていけるように大人が支えていけるようにしたいと思いました。
よい講演を開催してくださってありがとうございました。
弱い人や困っている人に寄り添い助ける人「福祉=ウパカル」と
いう意味の名前をもつウパカルさんの生き方、社会貢献活動をお聞
きして、多くの学びと気づきをいただきました。有意義な講演をあ
りがとうございました。
令和6年度 人権教育研修視察
日 時 :令和6年9月7日(土)
8時00分出発 16時40分帰着
視察内容:国立療養所 長島愛生園歴史館見学
BIZEN中南米美術館見学
国立のハンセン病療養所である長島愛生園の歴史館を
見学し、主任学芸員の木下さんからご説明いただきま
した。さらに、島内の各施設でも解説していただきま
した。
参加者の感想から
今の世の中よりも差別・偏見ともに強い時代の隔離政策は、
自分の想像よりも遥かに厳しいものだったのだと思いました。
施設の見学をして自分に置き換えて考えた時、どれだけつらく
悲しい思いをされたのだろう、やはり、知ることは大切なこと
なのだと改めて感じました。



収容所跡での説明

納骨堂での祈り
令和5年度 人権教育研修視察
日 時 :令和5年9月3日(日)
8時00分出発 15時00分帰着
視察内容:児童養護施設悲眼院 高橋昌文代表のご講演
笠岡道の駅ベイファーム見学
井原市立平櫛田中美術館見学
講演会場 サンライフ笠岡
リニューアルオープンした平櫛田中美術館
参加者 講演の感想から
・悲眼院の高橋先生の講演は心を打つ素晴らしい
お話でした。先生のお人柄からして、本当に子
ども達と一緒になって取り組まれている様子に
感激です。これからも子ども達に向き合ってあ
げてください。ありがとうございました。
・悲眼院の方のお話が興味深かった。自分の思い
を伝えにくく、つらい思いをしてきただろう子
ども達にどのように接してこられたのだろうか。
わが子でもむずかしいのに、長年暮らして見守
るのは大変なことだろう。実行はむずかしい。
仕事と割り切れないだろうし、指導員のお話も
聞いてみたい気がする。子どもと接する時の参
考にしたいです。
・講演を聞き、このような施設の内容が良く分か
りました。お話の中で、悲眼院に行けるような
お話もあり、一度施設も見たいと思いました。
・子育ては終わった年代ですが、高橋さんのお話
にはとても感動しました。心の不安定な子ども
達に寄り添ってくださっていることも分かりま
した。
・悲眼院の高橋代表のお話を聞かせていただきな
がら、以前お世話になった児童の様子を思い浮か
べておりました。代表ならば、きっとその児童を
良い方向へ導いてくださったのだろうと安心をし
ました。他にもお聞きした内容を今後の児童への
関わりに活かしていきたいと思っております。
令和5年度 人権教育講演会
演題:「ホロコーストから学ぶ平和と人権
~アンネ・フランクと杉原千畝から学ぶ~」
講師:福山ホロコースト記念館
館長 吉田 明生 氏
日時:令和5年6月17日(土曜日)
13時30分から15時00分
場所:茶屋町公民館 2階 大会議室
81名の参加者があり、ナチスによるユダヤ人大虐殺
=ホロコーストの歴史を、アンネ・フランクの日記や、
日本人外交官杉原千畝の活動を通じて、分かりやすく
お話しいただきました。
ホロコーストを生き延びた、アンネの父オットー・フラ
ンクとホロコースト記念館の大塚理事長が交流があり、
記念館設立につながったということです。
講演会の冒頭で、「古切手集めによる難民支援活動」を
続けている東陽中学校生徒会のお二人に講演会に参加し
ていただき、東陽中学校区人権学習推進委員会から感謝
状を贈りました。
お二人には、支援活動に寄せる思いや、講演会の感想、
質疑で参加いただきました。若い感性で、新鮮な観点で
平和を考えている様子に、講師の先生も感心されていま
した。
また、アンネ・フランクゆかりのバラが、オットー・フ
ランクさんからホロコースト記念館に伝わっていますが、
茶屋町公民館に一鉢いただきました。
令和4年度 人権教育講演会のまとめ
演題:「音楽は心のビタミン」
~免疫力のアップのために~
講師:岡山県健康づくり財団附属診療所
副所長 岸本 寿男 様
日時:令和4年6月18日(土曜日)
概要:音楽を演奏したり、聴いたりして楽しむことが
心の健康につながり、免疫力のアップにつなが
るというお話でした。実際にすばらしい尺八の
演奏を披露してくださいました。

演題:「被災者支援を通じて感じたこと」
講師:倉敷市真備支え合いセンター
センター長 佐賀 雅宏 様
日時:令和4年11月19日(土曜日)
概要:平成30年の真備町豪雨災害からの復興支援において、
行政支援の在り方や、ボランティアの皆さんの支援を
どう取り取り込んでいったかという体験をお話いただ
きました。災害後の物理的な再建だけでなく、人と人
の心がつながる、生活の再建の大切さをお話いただき
ました。
令和4年度 研修視察「ホロコースト記念館」
9月3日土曜日に研修視察を実施しました。
午前中に福山ホロコースト記念館を訪問し、午後は鞆の浦で
対潮楼や新設された「鞆てらす」などを見学しました。
午前中のホロコースト記念館は、アンネ・フランクゆかりの
施設ですが、ロシアのウクライナ侵攻のこともあり、展示物
の説明はいっそう参加された方の胸にひびいた様子でした。
午後は、新しい鞆公民館をお借りして昼食をとり、坂本竜馬
ゆかりの鞆の浦を散策しました。
記念館理事長は収容所を生き抜いたアンネのお父様と交流が
あり、そこからこの記念館開設へとつながりました。
館長がホロコーストについて説明してくださいました。
アウシュビッツ収容所について説明をいただきました。
福禅寺対潮楼からの鞆の浦の風景